空嘘とAurora

基本的に趣味と現実逃避。時々小説。

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名前とは、定められてしまった運命と同じもので、その『名前』を与えられた瞬間、そのものは『それ』以外のものにはなれなくなる。逃れられなくなる。たとえ目隠しした中でさえ、創造の糊代は自由だったはずなのに、その穏やかな色が『青』と名付けられた瞬間に、その色は『 ...

「だから僕が君の代わりに、この身体を差し出すよ。」誓えど、この抜け殻の体躯など、君を解放する手立ての一欠に成り得るだろうか。君という存在は目眩がするほど重厚で、重質で、魂と意識の満遍無く詰まった白い身体というものは、どう足掻いたって敵うべくもないのだけれ ...

雨の音に手を引かれ、私は長い長い階段を静かに下っていく。 静寂。静謐。 閑静とも言えるこの思考の内は、まるで粛々と夜道を歩くのに似ている。 早鐘の胸の鼓動は、興奮か、恐怖なのか。 何れにせよ根底にあるものは畏怖で、崇拝で。 あるいは嫌悪で。 愛とは ...

例えば夜が迫り来るとして、それは一体どんな形をしているのだろう。 藍色か、鉛色か、楕円なのか、鋭角なのか。 それが私の中に唐突にして生まれた場合、私はどのようにしてそれを受け止めなければならないだろう。 ささくれ立った未来。一辺倒の過去。 ここに残 ...

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