屋根の下で雨空を見上げる
潮騒の旋律に耳を傾ける
窓辺に飾った小さな人形
かすかに届く金木犀の香り

新しく封を切った化粧品
長年読み継いだ作家の短編
ソファの上に四肢を投げ出す
お気に入りの歌を口遊む

くだものいっぱいのパルフェ
ケーキの上の数字のロウソク
ふと目に入った真円の月
2つ並んで描く半円の虹

青空の下に広がるステージ
目蓋を閉じても鮮やかな世界
だから今日も電車に飛び乗る
笑顔の貴方と視線が交わる