あれは去年の夏の始まり。
前作にして第一話にしてプロローグ『薊色花伝』の完結後にはじめたためにアジサイの時期から若干ズレた状態で連載開始した作品。

『七変化遁走曲』
  http://novelist.jp/13930.html

本日やっと完結いたしましたので御報告です!
お付き合いいただいた方、読んでくださった方、今までどうもありがとうございました。
未読の方は是非、これからお読みください。

いやー、長かった(かかった時間が)。
そしてページ数も前作の1.5倍くらいにはなりました。

折角なので作品の紹介などをひとつ。

自分では【薊堂シリーズ】または【よろずや薊堂】と呼んでいる作品群になります。
元々はブログで連載したこれ(そらごとAurora内)がもとになっている作品です。
そのあともちょこちょこ短編を書いたりして、現在連載中のAurora syndromeにもちょこっと出演しています。

そんな感じで、結構わたしの愛は深い。


ので、軽く登場人物・ストーリー紹介~

主要人物は二人。

●浅見翠仙
 高校二年生。祖父・浅見桂一朗から譲り受けた骨董萬屋『薊堂』の社長見習いの少女。精神的にも社会的にも幼稚な自分にコンプレックスを持っている。

●常葉(常葉香介)
 薊堂に唯一残った先代からの社員。事務仕事から家事までこなす優秀な助手。外見的には二十代中頃~後半。

翠仙と常葉の二人が、骨董品に関する奇妙な事件や依頼を解決していくスタンス。
その中で妙な動きを見せる常葉に不信感を持ったり、自分自身にも何か普通じゃない力があること思い知らされたり。
第一話『薊色花伝』で一応の和解結束をした二人が、第二話『七変化遁走曲』でも不可解な出来事に直面する。

●紺屋永春
 日本家屋に和装で暮らす古本屋の主人。若く見えるけれど年齢不詳。

彼の持ち込んだ一冊の本から、山奥の屋敷に辿り着く二人。
そこで待つ『陽花』という女性。彼女の提示する依頼と、謎かけのようなヒント。
僅かな手がかりをもとに、二人は彼女の『探すもの』を追いかける。


っとまぁ、そんなお話です。
今回は一旦の完結を迎えましたが、まだまだ書きたいこともたくさんあるのでまた頃合いを見て書き進めていくことになると思います。
シスコン気味の弟、朱音とか。常葉の秘密とか。
翠仙の大好きな祖父と、大苦手な父との関係。
そして、常葉との関係?
などなど。

まだまだ彼女達の物語は尽きないのです。
どうぞこれからもよろしくお願い致します。