茹だった頭でのろのろと
歩く後ろを追ってくる

北の端からずるずると
広がる鈍の浮いた色

まるでどちらが己の声か
私の夢か空の夢

油断をするな ほら其処の
足音掻き消す君の跡

あれは結局誰自身?
気付けば既に闇の中

ノイズ重なり無となりて
穴開き傘じゃ防がれぬ

「冷やした脳で考えなさい」
神の声だと都合付け

私の翳す蓮の葉の
影に笑えば鳴神の

ほら、すぐそこに忍び寄る
帰るに遅い 君の道